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GENKOTSU立川立飛大会Vol.4潜入レポート!

12月19日(日)ドーム立川立飛にて、プロボクシングイベントGENKOTSU立川立飛大会vol.4が開催され、大盛況のうちに幕を閉じました。

この大会は立川プロスポーツ連絡会に加盟する石川ボクシングジム立川が主催する名物イベントであり、当所としても積極的に応援しています。

当日は同ジムから内沼蒼選手、齋藤眞之助選手が出場し、大いに会場を沸かせました。

 

第1試合、この日がプロデビュー戦となるバンタム級内沼選手は東久留米市出身の20歳。対するは世田谷オークラジム所属2010年デビューの花立修平選手。内沼は第1ラウンドから軽快なフットワークを見せ的確なパンチを繰り出すもデビュー戦の固さからか少しずつダメージを蓄積してしまいます。第2ラウンドでも堅実なファイトを見せますが、開始直後に花立の上下に打ち分けるパンチからショートレンジの右フックに沈みました。その後、果敢にファイティングポーズを見せるも立ち上がることはできず、レフェリーはテクニカルノックアウトを宣言。内沼にとってはプロの洗礼を浴びるほろ苦い初戦となりました。しかし試合後の内沼は悔しさを隠すことなく、今後の成長を期待させる一戦となりました。

 

 

メインエベントのカードは今大会も’19年度全日本ライト級新人王、日本ライト級11位の齋藤眞之助選手。イベントの看板選手です。対するはレジェンドボクサー、カシアス内藤の次男、E&Jカシアスジム所属、内藤未来選手です。内藤は齋藤とほぼデビューを同じくして戦績も8勝と並ぶだけでなく、3KOの実績を持つ正真正銘のサラブレッドボクサーです。青コーナーから名曲に乗せ入場する姿は、父親の面影とも相まって、未来の「チャンピオン」の風格を纏ったものでした。

相手にとって不足はなし、齋藤も赤コーナーから勇壮に入場します。セコンドにイベント主宰石川久美子会長を擁し、今回も深紅に染め上げたヘアスタイルでリングイン、力強く拳を突き上げると会場からは声援の代わりに万雷の拍手喝采が鳴り響きました。

試合開始のゴングと同時にグローブを合わせる両者。これはこの後全てのラウンド開始時に交わされることになり、二人のスポーツマンシップを強く感じる印象的なシーンとなりました。試合では激しく打ち合う両者ですが、リーチで勝る齋藤は内藤のパンチを的確に対処し、近づかせようとしません。しかし隙をつきインファイトに持ち込む内藤も有効打を重ねます。一進一退の攻防を続ける両者でしたが形勢が大きく動いたのは第4ラウンド、齋藤の怒涛のラッシュにたまらず内藤がダウン。しかし内藤の闘志は全く衰えることはなく、第5ラウンド以降も齋藤の隙をついてもぐりこんでは有効打を見せ、互角の戦いは続きます。

終始落ち着いた表情を崩さない齋藤、自身を奮起させるように会場を盛り上げる内藤、両者の戦いは最終ラウンドまで縺れ、やがて試合終了のゴングが打ち鳴らされました。判定は、地元立川の応援を背に闘い、合計3度ものダウンを獲った齋藤の3-0による勝利となりました。互いの健闘を称え合う両者には会場から惜しみない拍手が贈られました。

 

こうして幕を閉じたGENKOTSU立川立飛大会vol.4。試合は石川ボクシングジム立川のYoutubeチャンネルで生配信され、現在もアーカイブで視聴することができます。ぜひ、あの日の激闘を感じてください!

GENKOTSU 立川立飛大会 Vol.4ライブ配信 – YouTube

 

※記事内の写真はすべて石川ボクシングジム立川公式twitterより引用