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製造業

株式会社メトロール

立川商工会議所ニュース2023年8月26日号掲載

第40回優秀経営者顕彰にて最優秀経営者賞を受賞

        表彰状を手に笑顔の松橋卓司社長

㈱メトロールは1976年に創業以来、産業機械向けの「位置決めセンサ」に特化し、開発・製造・販売をしています。「位置決めセンサ」というのは、ロボットや機械が加工をする際に、ドリルなどの工具や、加工物の位置を正確に把握するためのセンサです。同社のセンサは精度が非常に高いことが特長で、半導体製造装置や自動車製造ラインなどさまざまなモノづくりの現場において採用されています。サイズ、形状、材質、耐熱など、多様な仕様から選べる製品を1000種類以上取り揃え、顧客の要望に合わせた特注品の開発設計にも対応し、これまでに延べ74ヵ国、7000社と取引実績があります。自動化が進む世界の製造現場において、効率化や品質向上、生産コストダウンに寄与。メトロールの社名の由来は、測定(MEasurement)と制御(conTROL)を掛け合わせています。

 
製品ポリシー
開発 測定の3要素である「精密機械」「空気圧」「電気」の技術を組み合わせて高度なセンシングを実現。
製造 Made in Japanの製品品質国内生産率99.7%以上。国内調達・国内生産によるスピード製造が強み。
販売 「位置決めセンサ」のジャンルで世界トップクラスシェア。74ヵ国7000社以上との取引実績。
METROLブランド 1976年の創業当時から「他社のモノマネはしない」をモットーにオリジナリティの高い製品を造り続けています。
組織 「役職より役割 議論より対話 競争より共生」
ヒエラルキーを反映したピラミッド構造ではなく、プロジェクトベースにしたネットワーク型の組織体制。自律した技能者によるオーケストラのような組織運営を目指しています。
理念 「付加価値は人と人との対話からしか生まれない」
独自性のある製品開発をするためには、従業員同士が対等な立場で対話をしてモノづくりにかかわることが重要だと考えています。対話を通してイノベーションが自然と湧き上がってくるような理想の会社を築くために、「レゾナント」(共感)研修や1on1対話研修を行うなど、健全な組織作りに貪欲に取り組んでいます。

同社は電子商取引(EC)を早くから手がけて海外市場を開拓し、海外売上高を伸ばしました。現場ニーズに即した新製品の開発や自動化投資も積極的に推進し、同社の強みを生かして成長につなげる経営手腕が高く評価され、この度「第40回優秀経営者顕彰 最優秀経営者賞を受賞することができました。 今後も立川から世界と取引するグローバルニッチトップ企業として、世界のモノづくりに貢献できるよう邁進していくそうです。

株式会社メトロール公式ホームページ