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専門サービス業

HAIR SALON どれっしんぐ

立川商工会議所ニュース2025年4月26日号掲載

ひと月500人訪れる、住宅街の理美容サロン

代表の武藤栄一さん(左端)、奥さんの千穂さん(右から2番目)、スタッフの皆さん

住宅街にありながら500人が訪れる月があり、そのほとんどがリピーターだという「HAIR SALON どれっしんぐ」。多摩モノレール「泉体育館」駅から徒歩7分、存在感のあるクリーム色の大きな一軒家で店舗前には広い駐車場もあります。

武藤栄一代表の父・芳治さんが砂川町で理髪店を開業し、現在の栄町に移転して55年。「お店ができて70年以上なので、立川市内で一番歴史のある理美容サロンかもしれません。55年前は子供が多く、小学生からおじいちゃんまで周辺に住む幅広い世代が散髪に来ていました」と武藤代表。男性客のみだった理髪店から女性もOKの理美容サロンになったのは、他店で理容師修行を終えた武藤代表が実家に戻り、美容師免許を取得したから。大きな一軒家に建て替えたのは2014年。ゆったりと座れてフルフラットになる大きめで高級感ある施術椅子を7台に増やし、居心地が良く、かがむ姿勢が多いスタッフも施術しやすい空間です。

 
 

スタッフは男性3 名、女性2名の5名。武藤代表、奥さんの千穂さん、勤続30年の女性スタッフは理容師・美容師免許を持っています。男性スタッフ2人のうち1人は父・芳治さんのお弟子さんの息子さん、もう1人はもともとお客さんで「ここで働きながら資格を取りたい」と志願した若者。武藤代表の人柄やお店を好きで信頼して働いている人ばかりです。それはお客さんも一緒で、開店前から行列のことも多々あるそう。「うちは予約を取らないんです。ここへ来るたびにカッコよく、素敵にすることを考えて向き合うので1時間お待たせすることも。同じお店にずっと来てくださるのは奇跡。感謝して真剣に施術しています」。

最近は、リピーターのオプションメニューとして脱毛(ヒゲにも対応)、フェイシャル、ヘッドスパも人気。武藤代表の娘さんも理美容師の免許を取ってお店を継ぐべく勉強中、夢は広がります。

シャンプーは理容室と同じ、移動することなく席でそのまま。大きめで居心地の良い椅子は回転するので美容室のように後ろ向きでのシャンプーも可能です