学校法人啓倫学園 国際製菓専門学校
立川商工会議所ニュース2025年11月29日号掲載
地域とともにある学校をめざす
学生が作ったサブレやパウンドケーキ、プリン、タルトなどを販売する様子。不定期ですが毎回行列ができ即完売するほど人気です。 フランスの製菓・調理の最高学府「エコール・ルノートル」の日本で唯一の認定姉妹校が立川にあります。
国際製菓専門学校は、創立から50年以上の時間をかけて培ってきた人間重視の教育が国内外の製菓業界に評価され、コンテスト受賞者を多く輩出。立川駅から徒歩3分の好立地で、1階で学生が作った洋菓子を販売するのを見たことがある人も多いでしょう。SNSや学校の正門で告知をすると地域の人が押し寄せてあっというまに完売。たちかわ楽市など立川市内で開催されるイベントで行う販売やマジパン教室も好評です。「洋菓子や料理が好きな人に、興味を持っていただく機会を作っています。学園祭や地域のイベント、年に約10回実施する販売実習などで“学生がこんなにおいしい洋菓子やパンを作っているのか”と感動して知ってもらうことは学校の宣伝になりますし、何より学生の励みになります」(田中亮一学長)。
飲食業界は人材不足。仲介を担う専門学校の課題は入学する人材を増やすことです。「学校は入ってきた学生を卒業させるだけの場所ではなく、地域に必要とされ地域とともにある場所でありたいと思っています」(田中学長)。同校では3年前から卒業課題を「地産地消」にし、立川市内の農家とコラボ。1年生から農家へ研修に行き、農作業や収穫などを体験することで生産者の苦労や地域の農作物のおいしさを実感し、2年生で市場調査、レシピ試作、プレゼンを行い、審査を経て選ばれたレシピは完成後に販売しています。「地域への関心を深める契機となり、試行錯誤して商品開発をすることで原価や人件費など商売の大変さがわかる。お店へ行ったときに商品がなぜその価格なのかがわかることで作り手とお客様の気持ちもわかるようになります。そして学生が実際に働くようになった際、職場で決められたレシピを作るだけではなく自ら考えて企画開発する力を養うことができます」(田中学長)。
学校と地域の連携は、地域社会の形成や発展に繋がり、未来を担う人材を地域で育てることに繋がります。「学生と一緒に何かをしたい、という方がいらっしゃいましたら気軽にお声がけください」(田中学長)。